EMSがメーカーを変える!―製造アウトソーシングで競争に勝つ
EMSがメーカーを変える!―製造アウトソーシングで競争に勝つ
略歴によると、著者は日刊工業新聞の記者で、電子部品業界に詳しい人のようです。ご存知のようにEMS(電子機器の生産受託サ-ビス)はここ数年のホットな経営テ-マの一つで、所謂アウト・ソ-シングをもっと進んだ形にしたもので、なお且つ製造立国日本の設計・製造・販売の一連の流れを揺るがすものとして注目を浴びています。多分多くのメ-カ-は一度はEMSを検討したのではないかと思います。著者はこの流れの中で日本のメ-カ-は従来のやり方や考え方を変え、「生き残る」ための方策としてEMSを検討すべきだと主張しています。有名なソレクトロンを初めとして成功例を掲載しています。本書は啓蒙書ですから、EMSを採用するに当たって具体的にどうするかといった点にはふ!れていません。ですからEMSとは何かを勉強する入門書として読まれるべき一冊でしょう。最後に問題点。(類書も全て同様の問題点を抱えていますが)著者はEMSの要件として所謂SCM(サプライチェ-ンマネジメント)の確立を指摘しています。しかし最近の実態を見ますと、このチェ-ンの確立が十分ではなく、もっとしっかりしたものにすべきだという指摘が散見されます。この弱いチェ-ン故(?)に、著者が参考にあげたソレクトロンの売上げは激減し、大幅な赤字を計上するに至りました。(本書は2000年までの好調な売上と利益を掲げていますが、2001年から現在までは悲惨な状態です)つまりEMSは成功したビジネスモデルとして指摘するには少々早いのでは?というのが評者の意見です!。著者が最新の事例をもとにもう一冊書いて頂けるとあり難いです。(それほど大きなインパクトを持つテーマだと思います)
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